ホンジュラス加工輸出区の紡績産業は成長の原動力が大きい

（一）ホンジュラス2018年加工輸出区の輸出が成長し、紡績産業の成長の原動力が大きい

ホンジュラス加工輸出区は主に米国を輸出市場とし、米国経済の持続的な回復に伴い、加工輸出区の安定成長を牽引している。

ホンジュラス中央銀行のデータによると、2018年の加工輸出地域の輸出額は42.63億ドルで、2017年の40.79億ドルから4.5%成長し、約1.84億ドル増加した。主な輸出製品は衣類（35億1700万ドル）、車用電子部品（6億8000万ドル）。区内の製品の米国への輸出は7割を超え、中米諸国への輸出は約1割5分、カナダとメキシコへの輸出は約6%、EUへの輸出は約2%を占めている。

（二）ホンジュラス紡績産業の持続的発展、将来性が期待できる

ホンジュラスは世界の主要なジャージおよびT-shirt生産国の1つであり、米国の織物の第10位の供給国となっている。

また、ホンジュラスとカナダは2014年10月に発効した自由貿易協定に署名し、ペルーとの自由貿易協定の締結が完了し、2017年1月1日に発効し、2018年にはエクアドルと韓国との貿易協力協定、2019年にはキューバとの一部関税削減協定に署名した。電子部品組立工場はホンジュラスで工場を拡張し、自由貿易協定の優遇関税を用いて海外市場を開拓している。

分析によると、2019年にホンジュラスの紡績既製服業は持続可能な発展を遂げることになる。その理由には、米国経済の安定した回復、ホンジュラスの紡績既製服需要の持続可能な成長が期待されること、ホンジュラス政府は紡績衣類業の最低賃金（2019年は8%増、現在の最低賃金の月給は7652.46マクロドル、2020年は7.5%、2021年は7.5%、2022年は7.5%、2023年は8%増）を段階的に引き上げ、投資メーカーに人力コストを明確に理解させ、生産能力計画に有利にすることを決定した。現在、国際原油価格は安定している。

（三）ホンジュラスの外国人投資額が増加し、加工輸出区が投資の主軸となる

2018年のホンジュラス外国人投資額は12億2580万ドルに達し、2017年の11億8570万ドルから3.4%増加した。2018年の加工輸出区の外国人投資額は2億5230万ドルで、ホンジュラスの外国人投資額の20.5%近くを占めている。

現在、ホンジュラスの加工輸出産業の外来投資は依然として米国を最大口とし、36%を占めている。主な投資産業は紡績業と自動車部品である。加工輸出区協会の主席は、加工輸出区の2019年の外国人投資は3億ドル増加し、18000人の仕事の機会を提供することができると述べた。

ホンジュラス加工輸出区緑谷工業団地（GreenValleyIndustrialPark）を例に、進出外商はすべて輸出ガイドの既製服と自動車電子組立業を主とする。また、重要な工業団地にはまだBハファロ工業団地とVillanueva工業団地が含まれており、外資系企業の投資も誘致されている。